学校経営と教育方針
1.教育理念
家庭(保護者)と学校(教職員)が連携して、学校安全のもとに日本語環境づくりと日本語指導に取り組み、日本文化の担い手としての児童生徒の意欲や態度を育てる。
2.本校の目的
(1) 児童生徒が帰国後、日本での学校生活にスムーズに適応できるようにする。
(2) 教科指導や学校行事を通して、日本の文化や習慣、マナーなどを体験することにより、日本人としての豊かな心を育成すると共に、国際感覚を身につける。
(3) 基幹強化の基礎的基本的な知識・技能及び日本の学校文化を、日本語によって学習する。
3.教育目標
「あかるく、なかよく、たくましく」 ~あ・な・た が大事~
(1) めざす子供像
① 進んで学び、自ら考え判断し、行動できる子(あかるく)
② お互いのよさを認め合い、礼儀正しく思いやりのある子(なかよく)
③ 自分の目標にチャレンジし、あきらめず粘り強く、最後までやり抜く子(たくましく)
(2) めざす教師像
① どの子にも公平に温かい愛情を注ぎ、一人一人のよさを伸ばすことが出来る教師
② 明るい笑顔で、確かな指導力がある。(授業で勝負する)
③ 児童生徒や保護者、教職員と円満な人間関係を築く社会性豊かな教師
(3) めざす学校像
① 子供が通いたくなる学校
② 保護者から信頼される学校
③ 確かな学力が身につく学校
4.学校教育の方針
(1) 日本の教科書を使用し、家庭での教育と連携を取りながら、学習指導要領に従った基幹教科教育(国語,算数・数学)を行う。
(2) 日本の文化、学校文化を、児童生徒に体験させる。
(3) 日本の学校で行っている学習の約束事やルール、しつけなどを徹底する。
(4) 教員研修により、分かりやすい魅力ある授業を進め、確かな学力を身に付けさせる。
(5) 学習意欲を育て、家庭学習の習慣化を図る。
(6) 教員は保護者と連携し、信頼される学校を目指す。
(7) いじめやからかい、嫌がらせは見逃さない、絶対させない。
(8) 規範意識を身に付けさせ、社会的に自律した子供の育成を図る。
(9) 学校と家庭が連携し、一体となって教育に関わっていく。
(10) 保護者が要望や意見を気軽に寄せられるように努める。
(11) 開かれた学校として、いつでも誰でもが授業を参観できる。(事前に許可が必要)
5.学校経営の重点・・・「感性を磨こう」
(1) 確かな学力の伸長
① 授業の充実(分かる授業、楽しい授業)
・ 基礎的基本的な知識・技能をしっかり身に付けさせる。
・ 学び合い活動を取り入れる。
・ 個に応じた指導を行う。
② 家庭学習の習慣化を図る。
・ 学習の仕方を教える。
・ 適切な宿題を出す。
③ 言語活動の充実、表現力の育成、コミュニケーション能力の向上
・ 語彙の習得を図る。
(2) 生活指導の充実(自己肯定感の育成)
① 清々しく、元気なあいさつの励行。
② 礼儀正しく思いやりの心を育てる。
③ いじめやからかい、嫌がらせ、暴言、暴力は絶対にさせない。絶対見逃さない。
④ お互いのよさを認め合い、誰とでも交流する学級を作る。
(3) 生徒・保護者から信頼される学校
① 欠席者への丁寧な対応(勇気付ける、励ます)
② 保護者との連携を大切にしていく。
(4) 指導力・資質の向上を図る。
① 校内研修の充実
② 学習指導要領を規準に、教材研究に力を入れる。